2012年08月31日

宮崎県に視察に行ってきました

8月30日〜31日に宮崎県の養豚農家さんの視察に行ってきました。

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空港についたら早速熱烈なお出迎えにがありました。前知事は今でもトップセールスマンなんでしょうか?

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こちらは空港の出入り口での口蹄疫(こうていえき)等の防疫マットです。
飛行機を降りてすぐのボーディングブリッジにも敷いてあり、2年前の口蹄疫の教訓が生かされています。

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空港を出て、現地の方が迎えに来てくれて早速養豚場を視察に行きます。
さすがは宮崎、空港前から南国ムード満点です。

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いつ、何が原因で発生するかわからないのが口蹄疫。養豚場にウィルスを持ち込まないように徹底した防疫体制です。防護服を着て視察をします。

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床にオガ粉を敷いた豚房です。
今回の視察の目的は「臭気対策」です。養豚業にとって臭気問題はきってもきれない関係で、これが原因で養豚を辞めた人も多くいます。
もちろん「なっとく豚」も少しでも臭いが出ないように日々努力工夫をしています。
更なる消臭のヒントを求め宮崎までやってきました。

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そのヒントとして「水」がありました。こちらの養豚場では3年前に井戸水に水質を改善する装置を付けたところ臭いが軽減したとのことでした。
実際、見た目開放的な豚舎で臭いがきつそうな感じですが、見た目ほどの臭いは出ていませんでした。
視察後は、水質改善装置の製作者との話となり、うちの農場でも設置してみることになりました。

ただ、装置も100%無臭になるものではない為、臭気問題に取り組むにはやはり日々の清掃が一番大事な事だということも気づかされた視察でした。


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ラベル:宮崎
posted by なっとく豚 at 19:34| 岐阜 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 養豚場の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月30日

豚の牙

元々イノシシから家畜化させたの動物が豚ですから
豚にも牙は生えてきます。

傍目からは牙にみえますが
コレ…実は口内の犬歯が成長するにつれ
牙といえる大きさに発達するのです。

この犬歯…
生まれたその日に飼育員によって歯切り処置が行われます。
(生まれたての子豚でも歯が生えている、という事実に驚きましたが
 これはイノシシの時の名残なんでしょうか)

歯切り処置は乳を吸引する時に母豚の乳頭を傷つけ、そこからばい菌が入ることを
防いだり、他の仔豚を咬んだりすることを防ぐためです。

そんな豚にも例外があるのが種豚です。

種豚は通常は養豚場で育てず
専門の供給農場や試験場で育てられた優秀な血統の種豚を借りてきて
雌豚に種つけします。
この種となる雄豚達には立派な牙が生えています。

ここでブログ筆者が思いついたのは
もしかして種豚が歯切り処置をしてしまうと去勢と同じ意味合いで
温厚な性格になってしまって種豚としては使い物に
ならなくなってしまうのではっ!?


という仮説を我が養豚場に豚の健康管理に来てくれる獣医さんに
たずねてみたら
「種豚も歯切り処置してるよぉ、
 でもまた生えてきて、そっから処置してないだけ」
…だそうです。


 牙の生えている豚は危ないです。
豚の飼育員がウッカリ太腿の辺りを軽く削られて数針縫ったとか縫わないとか
というエピソードもあるぐらいです。

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大きさの対比図。
デカい品種の豚は本当にデカい。この大きさだけでもちょっと危険。
でも実際こんな近距離で作業はしないし、豚はちゃんと柵の中にいます。


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ラベル:豚豆知識
posted by なっとく豚 at 22:13| 岐阜 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 豚の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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